田中整体療院

トピックス(健康関連)    

帽状腱膜、頭皮筋膜を弛める (2021.1.10.)

帽状腱膜」「頭皮筋膜」がへばりついたかのように硬ければ、
以下状況に効果が得られるかもしれません
(ブヨブヨの部分は、硬い所を緩めていけば、勝手に良い状態になっていきます。
硬い所だけのアプローチでOKです)。

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頭皮の血流障害
(血流障害から抜け毛・白髪は言うまでもないですけど、緊張性頭痛やめまい
などにも関与)
不眠
ガチガチの背中
猫背気味
ぜんそくの後遺症で胸が狭い、痛い
太ももの後ろのコリ(ここは腰痛にも関係することのあるポイント!)
ストレスに敏感
シワ
(額のシワから変化が始まり、目尻のシワ、ほうれい線、顎ラインのたるみ、
といった順でシワやたるみに影響)
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誰にでもできます
(文字の説明だけでは難しい場合、来院時に遠慮なくご質問ください)。

まずは筋膜のつながりを確認してみてください。
スーパーフィッシャルバックライン(この一部に「帽状腱膜」がある)
スーパーフィッシャルフロントライン(この一部に「頭皮筋膜」がある)


帽状腱膜」は、前頭部から背中をとおって足の裏までつながっています。
頭皮筋膜」は、後頭部(ラムダ縫合)から前に出て足の甲までつながっています。

硬い所があれば、以下の手順で弛めます(帽状腱膜の場合で記述)。
①頭の中心線の左右に3cm幅くらいのライン(膜)があるとイメージします。
②(左側のラインから弛めるとすると)
右手の親指は中心線上に、左手の親指は中心から3cmほど離れた左側に
向かい合うようセットします。
③両親指で挟んだ部分を頭蓋骨から引きはがすイメージで同時に力をかけます。
少しずつ場所を変えながら、硬い所を全部やっていきます(ブヨブヨ部分は
スルーします)。
④右側のラインの硬い所も同じようにやります。

以上を何度か繰り返していけば、必ず弛みます。

私の場合、
これで、しもやけがほとんどよくなりました。座っている時に、時々1~3分やっただけです。

気が向きましたら、トライしてみてください
(帽状腱膜、頭皮筋膜は、体の前後でバランスを取っています。実施の際、いずれにもアプローチしてください)。

(追記①)
帽状腱膜は、前頭筋側頭筋後頭筋と繋がっており、前頭筋や側頭筋が収縮すると帽状腱膜が引き伸ばされ、顔にシワやたるみをつくると言われています。
つまり、膜が薄くなって頭蓋骨に張り付いた状態になります。
その結果、血行が悪くなり毛母細胞へ酸素と栄養が行き渡らず、ヘアサイクルを乱します。
顔のシワやたるみをつくるだけでなく、抜け毛や白髪の原因にもなります。
ですので、「前頭筋」「側頭筋」「後頭筋」も一緒にアプローチするとよいと思います。
具体的にどうアプローチするかというと、ここの丸で囲っている筋肉の付着部を押して痛い所を見つけます。
そこに軽く痛い程度に持続圧を10秒ほどかけ力を抜く、を繰り返すだけです。
あるいは弱圧でクルクル回すようなマッサージをすれば、そのうち痛みが取れます。

(追記②)
60代の患者さん。

収縮期血圧が、
信じられないことに60台という方です。
体温も34度台です。
ご自分でも歩けなくなるかもと思われていたくらいです。

昨年末のことですが、
脳疾患の前兆症状が出ている感じで、ヒヤヒヤさせられました。
しかし、脳全体の代謝もよくなるのか?これをやってから、とても調子がよいとのことです。

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